「よつぎのとうか」
石田三成を中心とする創作戦国です。1560‐1600をメインに取り扱います。
登場人物の生没年・官職その他の情報は複数の説から一部を採用して物語に組み込んでいるものです。定説・及び現時点での新説とは異なる場合があります。
CHARACTERS
石田三成
いしだみつなり
1560‐1600
156cm ♂
豊臣家
治部少輔
「王佐の若狐」
近江石田村出身の武将。石田正継の次男であり、幼少期を寺で過ごす。幼名佐吉。鷹狩りの帰りに寺で三献茶のもてなしを受けた後の太閤羽柴秀吉に見出され戦国の世に身を投じる。数理が得意で軍の兵站や平時の内政を受け持つ。事実を大事にし公明正大であろうとするあまり他人に厳しくなりがちで、友人が少ない。
福島正則
ふくしままさのり
1561-1624
165cm ♂
豊臣家
左衛門大夫
「猪突一番槍」
尾張出身の武将。秀吉子飼いの一人であり、幼名市松。無鉄砲で考え無しに見えるが、戦場の機微を直感で汲み取る能力に長けており、武功によって同郷の清正と共に賤ヶ岳七本槍に数えられる。元々は無邪気な性格だが、年を重ねるごとに思考力がついていく。三成とは性格的にも政治的にも対立するが、どこかで平和裏に折り合いをつけられないかと考えている。
小早川秀秋
こばやかわひであき
1582-1602
168cm ♂
豊臣家
中納言
「天下人の甥」
秀吉・ねね夫妻の甥であり養子。後に小早川隆景の養子となり、小早川家を継ぐ。気が弱く、他人の視線を常に気にしている。しかし、戦中を始め何かの拍子にまるで別人と入れ替わった様に残虐で冷酷な言動を取ることがある。その最中の記憶が無くなるため、本人はその状態になることを恐れている。木下、羽柴、小早川の家々を転々とする中で自分の居場所がどこなのか苦しみ、自身の全うするべき使命を探している。
大谷吉継
おおたによしつぐ
1558-1600
178cm ♂
豊臣家
刑部少輔
「天賦の美童」
近江大谷村出身の武将。秀吉の小姓となった三成に請われて共に出仕する。幼名紀之介。文武に秀で、主君である秀吉をして「百万の軍勢を与えてみたい」と言わしめる程の軍才の持ち主。普段は三成と共に兵站や内政を担当する。皮膚を犯す病により、白い頭巾で肌や顔を覆い隠している。三成の数少ない友人の一人。
石田うた
いしだうた
?‐1600
152cm ♀
石田家
「明し月」
宇多頼忠の娘で三成の妻。五人の子の母でもある。多忙で滅多に居館に戻らない夫を支える。温和で優しく、カリカリしがちな三成でさえ妻と一緒にいる時は毒気を抜かれる。しかし武家の妻としての覚悟は決めており、関ヶ原の戦いの責任を負わされた夫が処刑された後、子どもたちを逃がして自害した。
蒲生頼郷
がもうよりさと
?-1600
172cm ♂
石田家
「一代花火」
蒲生家を出奔し浪人となっていたところを三成に拾われた武将。始め六角氏に仕え、蒲生氏郷より現在の名前を与えられるまで横山喜内と名乗っていた。家ではなく個人に仕える心積もりでいるため、自分を蔑ろにする主君は早々に見限る。その代わり、自分を正当に評価してくれた人物のためには命をも惜しまず槍を振るう。愛煙家で常に煙管を持っている。
加藤清正
かとうきよまさ
1562-1611
187cm ♂
豊臣家
主計頭
「太閤ヶ虎」
尾張出身の武将。幼少期から秀吉の子飼いとして側近く仕える。幼名虎之助。豪胆な猛者ながら思慮深く、その冷静さで数々の武功を挙げる。一方で潔癖症など繊細な部分も併せ持っており、そういった細やかな一面が彼を築城の名手たらしめた。三成とは幼馴染の様な関係だが、次第に政治的に対立していく。
直江兼続
なおえかねつぐ
1560-1620
170cm ♂
上杉家
山城守
「愛染明王」
越後出身の武将で、上杉景勝に使える能吏。一見穏やかそうに見えるが、主家が生き残るためには如何なる手段をも厭わず策を張り巡らせる計算高さを持ち、時には大胆な外交家としての手腕も発揮する。立場のよく似た三成に共感を覺え好を通じるが、上杉家を守るためにその友情すら利用する。そういった行動に全く罪悪感がないわけではなく、仏に救いを求める一面も。
小西行長
こにしゆきなが
1558-1600
177cm ♂
豊臣家
摂津守
「壮麗なる商才」
豊臣家に仕える武将。もとは堺の薬屋の息子であり、本人も商人気質なところがある。軽薄そうに見えるが信心深く愛妻家である。キリシタン大名の一人。清正とは折り合いが悪く、隣合った領地で小競り合いを続けている。それ以外の相手には基本的に愛想良く接しており、面倒見も良い。宇喜多秀家と縁がある。
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